「dev.to」という米国のWebサイトの表示速度が異常に速いと話題です。
https://dev.to/
dev.toは、プログラマーが情報を交換したり、議論したりできるコミュニティーサイトです。
トップページにはユーザーが投稿したブログ記事のタイトルやコメントが、SNSのタイムラインのように並んでいます。
試しに表示してみましたが、トップページの表示にかかる時間、各記事をクリックしたときのページ遷移が文字通り一瞬です。
仕組みとしては、巨大なキャッシュサーバを世界中に分散して配置し、
ユーザに最も近いサーバから画像やコンテンツを配信させる仕組みだそうです。
技術的には、米Fastlyが提供するCDN(Content Delivery Network)を活用しています。
サイト創設者のハルパーン氏は、「世界中の人々がデバイス、ネットワーク、地域に関係なく、
稲妻のような爆速でページを表示できることを願っている」と語っています。
https://dev.to/ben/making-devto-insanely-fast
今のように常時接続が一般的になる前のWeb界隈は、画像を圧縮したり、ソースコードを見直したりと、
通信量を抑える努力を惜しみませんでした。
昨今のWeb界隈は、無圧縮で動画を配信したり、ソフトウェアアップデートに数十GBが必要になったりと、
回線速度のスピードにモノを言わせる形が非常に多くなりました。
今年の頭ごろから光回線の遅延がたびたび話題になっていたりしますが、
回線自体がパンクする日も近いのかもしれません。